海外生活で地味に気を遣うのが、散髪をどうするかというところである。
まずは
・現地人向けの散髪屋さんに行く
・日本人が経営する散髪屋さんに行く
の2択が考えられるが、当然ながら巨済島では日本人の美容師という甘えは存在しない。
実は釜山には2件(1件は完全に経営も日本人がやってるらしい)あるようだが、やはりというか予約が困難な状況のようで、しかも釜山まで2時間弱かけていくのは正直しんどいので、必然的に巨済島で行くことになるのだ。
1度だけ日本人美容師さんに釜山で切ってもらったことがあるが、その時のことはまた別途書く。
全体として韓国の美容院と散髪屋さんは本当に安い。物価が上がってもなお散髪系は安いのだ。
美容院:20,000won ~ 35,000won
散髪屋:8,000won~15,000won
くらいの印象で、日本の半額くらいのイメージとなる。
俺が初めて行った散髪屋さんは下の”Gentlman’s hair shop”というところで、8,000wonという絶対にジェントルマンは集まってこないだろうと思う価格設定である。
今となっては良い思い出だが、初めて中に入ると、ジェントルマンはおろか俺を含めて外国人が老人だけで、頭にサランラップを巻いた老人が直立で待っていた。
施術椅子は2つ。
東南アジア人1人、そして韓国人の老人が椅子で切られており、俺とサランラップマンの計4人のお客さんがいた。
東南アジア人のカットが終了したあと、そいつが奥の部屋に吸い込まれていき、サランラップマンが座った。
そう、こいつはカラーの最中、立って待たされていたのである。韓国の散髪屋がすさまじく効率化されている。
俺の番になり座ると、まずは「ポト、ポト」と美容師のおばちゃんから言われた。ぽ、ぽと??ぽるぽと?社会主義的な思想を形容したような髪型になるのか??と思っていたら後ろのおじちゃんから「ぴくちゃー」と言われたことで写真を見せろと言われていることが分かった。
コジェの散髪屋に行く際には必ずこういう風にしてくれっていう写真が必要となるので注意しておこう。
検索して見せてみたところ、「おけ」と2秒くらい流し見されて施術開始。絶対にちゃんと見てない。
まずはバリカンで後ろを大胆に刈り上げられる、そしてサイドもバリカンで刈り上げられたのち、トップもバリカンで調整され、前髪もバリカンで調整されて終了。
一度もはさみを持つことなく終了し、最後にシャンプーの液を頭にポンっとのせられ、ぐちゃぐちゃにかき混ぜられて終了。まさかのシャンプーの流しはセルフで行うのだ。。。
セルフシャンプーの後は、使い捨てのタオルみたいなやつで頭を拭き、比較的ベチャベチャな状態で帰宅。なんか怖い人がドライヤーを占領しており、使える空気ではなかったのだ。
今はここには行っておらず、Marine Boy Hair Shopという9,000wonのところに行っている。
セルフシャンプー等のシステムは同一だが、ここはちゃんとはさみで切ってくれるので気分が良いのだ。
しかし、散髪後に顔に付いた毛を拭いてくれる際、激落ちくんで拭いてくるため本当に痛いので、他の人には決してお勧めはできない。
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